線路の上を長ーい電車が通ります。長ーい電車が脱線しないようにそーっとそーっと走らせています。そこに突如、急須が、、、、! きっと、急須を何かに見立てているのだと思います。ごっこ遊びや見立て遊びとは、何かの経験をきっかけに、「いらっしゃいませ~」等と真似をしたり、ブロックを電車に見立てたりすることをいいます。ごっこ遊びや見立て遊びができるようになるのは、想像力や記憶力がついてきたということだといえると思います。家族でのおでかけや保育園でのお散歩等、様々な体験を通して何かの場面や物の特徴等を覚えているのでしょう。語彙数が増えてくると、他者との言葉でのやりとりが加わり、人との関わりを一段と楽しむことができるようになることでしょう。これからも、子ども一人一人の発想や表現したことに対して共感し、受け止めたい思いでいます。
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門倉千鶴
ひばりっ子保育園・施設長